完全終了になる前に死ぬほど頭フル回転させて考えて行動していくしかないって思った話
こんにちはにーちぇです。
過去こんなにも自分の人生について考えた時期があっただろうか?
美容師である僕が過去思っていたこと。
前のブログと重複するかもしれないけれど、
美容学校行って必死に勉強して国家試験取ってサロン入って技術の練習しながら必死にアシスタントしてスタイリストになって、スタイリストになってからも貪欲に勉強して練習してコンテスト出てインスタに自分の創ったスタイルUPしていろいろ必死こいてやってたけれど美容師の未来は明るくなかった。
よく友人に、「いつも遅くまれ練習しててすごいね~」とか
「給料ってそんなに多くないんでしょ~?」とか言われても
「あぁもうこんな生活慣れっこだし余裕だよ!」とか
「俺は給料じゃなくてやりたいことやってるからいいんだよ!」とか言って笑ってみせた。
でも実際は自分の感情っていうものを言葉を発することによって押し殺しているだけだった。
練習が嫌いだ、とかそんなことを言っているんじゃない。むしろ練習は好き。
ただ、自分の将来のビジョンが見えなかった。
美容師と言えば、国家試験を取得して就ける職業の中では給料は断トツのビリ。
調べてみたら何の資格もないスーパーのレジのおばちゃんの年入(正社員)とほとんど変わらない。ボーナスも小遣い程度(てかむしろボーナスもらってる美容師のほうが少ない)。もちろん退職金なんてない。
加えて休みもほとんどない。
土日は朝から晩まで出勤。子供がいる人だったら奥さんやおばあちゃんおじいちゃんに子供を1日中見てもらってペコペコ。
もちろん子供の行事ごとなんかほぼ参加できない。コミュニケーションがとれない。
やっと休みをもらえても、それでも体力に限りはある。休みなんだから少しばかりは休みたい。でも子供とコミュニケーションとらなくちゃ・・・
でもなかなかうまくいかない。奥さんの不満爆発。なんてことはよく見てきた。
僕の以前勤めていた会社は、「社員の幸せを第一に考えてます」って言ってた。
もちろん社員のためを思った政策だったり福利厚生があったことも事実だけど、基本的には同世代の友人たちよりは給料も休みも少なかった。
ぶっちゃけ、「あ~キレイごと言ってるなぁ~」としか思わなかった。
昔からそんな働き方は常識だったから疑問に思う人も少ないかもしれないけれど、将来を不安視している美容師はかなり大多数いるはずだ。 特に給料面では。
「給料給料って言うな」って言われるかもしれないけれど、結局は金だ。
『お金の余裕は心の余裕』とよく言うけれどまさにそうだと思う。
なんといっても僕が感じるのは
「スタッフが幸せになれないでどうしてお客様を幸せにできるだろう?」
ということだ。
スタッフが幸せであってこそ良いヘアを創れたり、お客さんもハッピーな気持ちになることができるんじゃないだろうか?
日本での美容業界に言いたいのはこんなとこ。
でも、
海外(特に先進国)は違う。
しっかり休みはあり給料もそれなりに出る。アメリカなんかは給料+チップまでもらえる。なんと10%~15%は普通にもらえるらしい。
しかも午後6時にはサロンを閉めて帰宅ってこともザラ。(他の国も)
海外諸国は家族優先的な思考があるからだろうか?「仕事は二の次」な思考があるのだろう。
日本ってなんでこんなに美容師の社会的地位が低いんだろう?
こんなに一生懸命やっててもなんとなく世の中からはじかれているようにしか思えない。
いったいだれなんだ最初に美容師にこんな働き方をさせたやつ?
なんでこの働き方が普通になってて疑問に思わない人が少ないんだ?
今の国の状況を見ていてなぜそんなにヘラヘラ仕事できるんだ?
美容師じゃない人も本当にそういう生き方でいいのか?
これから超高齢化社会がやってくる。
社会保障を充実させるために税金などいろいろ増えたり消費税だってナンパーセントまでいくんだろう?
今は納めているけれどそもそも僕ら(20代、30代)は本当に『年金』はもらえるの?
定年がほぼ65歳になりつつあるけれど、本当に65歳まで働くだけで生きていけるの?
みんなといっしょの動きをしてて本当に幸せになれるの?
僕は怖すぎるって思ったので
美容師を辞めなくてもちょっとでも幸せに近づける方法に方向転換しています。
自分で自分の未来を切り開いていくしかないよ。